上司
「 原山ァ! 今日も契約取れなかったんか? 」
原山
「 申し訳ありません! 」
上司
「 入社して5年近くたつのに全然成長してないなんて……お前のやる気はどこ行った!? 」
原山
「 やる気はあるんだけどなあ……成長出来てるって目に見える結果がないのは自分でも結構きついなあ…… 」
原山
「 今の仕事に直接活かせる資格もないし……このまま一生この会社にいる羽目になるのは嫌だけど……はあ…… 」
原山
「 田村先輩……転職したんだ…… 」
田村
「 行動しなきゃ何も変わらない! 卒業してからも監督の言葉に励まされるなんてな~! 」
原山
「 監督かあ……元気かなあ…… 」
田村
「 原山~! もう一本行くぞ~! 」
原山
「 先輩……もう無理っす……ちょっと休憩…… 」
田村
「 はあ!? 甘ったれんな!! 」
監督
「 まあまあ、田村君。後輩は大切にしないと 」
田村
「 監督……おつかれさまです! 」
原山
「 おつかれさまです! 」
監督
「 お疲れ様。さて原山君。さっきの田村君のボール、どうして取れなかったと思う? 」
原山
「 まだまだ練習不足だからです 」
監督
「 そうだね。だけど、それより先に解決しなきゃいけない問題があるんじゃないか? 」
原山
「 それは―― 」
原山
「 自分を変える行動……そうか! 」
原山
「 そうだ、うじうじ悩んでるくらいなら、自分から動いてみればいいじゃないか! 」
原山
「 俺の全力をぶつけられる職場があるはずだ! 」
原山
「 ……って、そんなにすぐに気になる職場が見つかるわけないよなあ…… 」
原山
「 資格が必要な職場の中途採用って、やっぱりただの未経験じゃ雇ってくれないかあ…… 」
原山
「 ……んん!? この会社、未経験から採用してくれるのか!? 」
原山
「 社員の成長が会社の成長に直接つながる……ここなら毎日やりがいを持って働けるかもしれない! 」
原山
「 ひとまず問い合わせてみよう! 行動あるのみ! 」
日向さん
「 もしもし 」
原山
「 あ、あの! 御社のHPで求人募集の内容を拝見しました! あの……まだ募集ってしてますか!? 」
日向さん
「 ありがとうございます。株式会社真和建業代表の日向です。まだまだ大募集中ですよ! 」
日向さん
「 もしよければ一度うちで面接がてら直接話しませんか? うちの会社でやってることについては電話よりも面と向かって話した方が分かりやすいと思うので 」
原山
「 わかりました……! 」
原山
「 はじめまして! お電話させて頂いた原山です! 今日はお時間いただきありがとうございます! 」
日向さん
「 こちらこそ、ありがとうございます。早速履歴書拝見します…… 」
原山
「 ヤバい……なんかすごい緊張してきた……よく考えたら建設業の人たちってちょっといかついっていうか…… 」
日向さん
「 なるほど……これはすごい……すごいぞお! 」
原山
「 えっ……!? 」
日向さん
「 あ、あはは! こんなにスキマだらけの履歴書久しぶりに見たから、つい興奮しちゃいました! いやあ、この状態から始めた仕事は本当に楽しいと思いますよ! とった資格がそのまま今の自分のスキルに通じますからね! 資格取得支援もありますから、安心してください! 一緒に履歴書、真っ黒にしましょう♪ 」
原山
「 真っ黒にするのは資格欄だけでいいですって! ふふっ 」
原山
「 建設業の人っていかついイメージあったけど、何だか愉快な社長さんだなあ 」
日向さん
「 さて、真面目な話をすると、うちでは土木工事に関しては1から10までやらせてください! っていうスタンスで仕事を受けています。そうしないと社員の限界を突破出来ないですからね 」
原山
「 自分の可能性に挑戦し続けられるってことですね! 」
日向さん
「 そうゆうことです! 」
日向さん
「 それからもう一つ大事にしてるのは仕事中のオンの時とプライベートな時のオフの切り替えです。会社行事などもありますが、参加することが休日返上ということにならないように、数カ月に一度くらいの頻度で土曜日の現場を止めてバーベキューをしてますよ! 」
原山
「 仕事は真面目に、プライベートも大事に……理想的な働き方です! 」
日向さん
「 あ、もし行きたい場所を言ってくれたら、遊園地でも水族館でも連れて行きますよ~! 」
原山
「 いやいや、遊園地や水族館はさすがに…… 」
日向さん
「 ま、原山君の頑張り次第では河原でキャッチボールかもしれませんがね! あっはっは! 」
日向さん
「 資格を取って成長していけるし、公共工事を多く受注しているので仕事量も安定しています。でもそれ以上のこの会社の魅力は会社の「和」を大切にしていることです。もしここで一緒に働くことになったら、会社のため、仲間のため、自分を成長させられる人になってほしいなって思ってます 」
原山
「 ……はい! ここでなら自分の成長を実感出来る気がしてきました! 」
原山
「 やっぱり体動かすのは気持ちい~! この土の匂い……野球部時代を思い出すなあ! 」
先輩
「 重機動かすからどいてろ~! 」
原山
「 はい! 」
原山
「 俺もいつか、先輩たちみたいになるぞ~! 目標になる人がこんなに近くにいるとやる気出るな~! 」
先輩
「 どうだ? 慣れてきたか? もっと大きい機械動かしたりする派手な仕事だと思ってただろ? 」
原山
「 いえ! 自分の身体を使って仕事するのって、すごく気持ちいいです! 」
先輩
「 原山はいい子ちゃんだなあ~! もっと野心を持てって! 」
原山
「 それじゃあ……俺も早く働く乗り物を動かせる一人前になって、先輩を追い抜きます! そのために……資格の勉強、付き合ってください! 」
先輩
「 おお! 言ったな~? 覚悟しとけよ~? 」
原山
「 はい! 」
原山
「 重機動かします! 」
先輩
「 おう、いいぞ~! そのまま! そのままな~! 」
女性
「 あ、今日からお世話になります! よろしくお願いします! 先輩! 」
原山
「 あ、はい! こちらこそ、よろしく!! 」
原山
「 よ~し……俺はこのまま職人としての道を駆けあがるぞ~! 」
原山
「 株式会社真和建業では土木作業員を大募集中! 経験者なら年齢は問いません! もちろん女性も大歓迎! 」
日向さん
「 新たな世界で一緒に成長していきませんか? 皆さんからのたくさんのご応募、お待ちしています! 」
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080-2066-5355
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